先日の「瓦屋根の緊結方法の強化!」のブログでも書きましたが、
本年1月1日より、「瓦屋根の緊結方法に関する基準が強化」されています。
これは「建築基準法の告示基準(昭和46年建設省告示第109号)」の改正によるものです。
出展:一般財団法人 日本建築防災協会 チラシ「あなたの家の瓦、緊結されていますか?」
本年1月1日以降に着工する新築建物(増築工事の増築部分も含む)は、
上図右側の様に、全ての瓦が緊結対象になっています。
一方で、改正以前に建築された建物で、すべての瓦が緊結されていない建物は、「既存不適格建築物」という扱いになります。
ただちに改正後の基準への適合を求められることはありませんが、
下地まで含む全葺き替えを行う場合には、改正後の基準に適合させることが望ましいとされています。
大型化する台風や、発生の可能性が高まっている南海トラフ巨大地震等の災害に備え、
この機会に、瓦屋根の耐風改修をご検討されてみてはいかがでしょうか。
瓦屋根の強風対策として行う、耐風改修工事に対して補助金制度がございます。
「住宅・建築物安全ストック形成事業」といい、国の方では令和3年度より制度が設けられております。
補助対象 | 補助額・補助率 | |
---|---|---|
瓦屋根の耐風診断 | 瓦屋根の緊結方法について、基準に適合しているかを、「瓦屋根診断技士」「瓦屋根工事技士」「かわらぶき技能士」などにより診断 | 最大2.1万円/等 診断費の2/3 |
瓦屋根の耐風改修工事 | 改正基準に適合しない瓦屋根について、所要の耐風性能を有する屋根に葺き替え | 最大55.2万円/棟 工事費の23% |
徳島県内の市町村でも、徳島市で令和4年度より、補助金制度が始まることが決まりました。
詳細は、また確認でき次第、こちらに追記させていただきますが、
棟数にも限りがございますので、気になる方はお気軽・お早目にお問い合わせ下さい。
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