先日、施工が完了した現場の話です。
雨漏りをしているとのことでお問合せをいただき、現場調査に向かいました。
瓦は和型スレートで、天井に雨染みができていました。
瓦全体を葺き替え希望とのことで、今回はケイミュー株式会社の「コロニアルグラッサ」で工事をさせていただくことになりました。
ケイミュー株式会社は、クボタと松下電工の住宅外装建材部門が統合して設立した会社で、外装建材の大手メーカーです。
コロニアルは、「薄型化粧スレート」と呼ばれる、セメントと繊維質を混ぜ合わせて薄い板状にした屋根材です。
弊社では、最近はフックシングルの取扱いが増えてきておりますが、コロニアルも、比較的安価で軽量の為、採用される機会の多い主力商品の一つです。
それでは、工事の様子をご覧下さい。
![施工前](https://yanerance.oaksjp.com/wp-content/uploads/2022/03/3_S__811847.jpg)
↑施工前です。
↑ 既設瓦の撤去中です。
現在の工法では、瓦桟を打ちますが、和型スレートは瓦桟は打たず、直接屋根地に瓦を留付けています。
![釘穴から雨水が浸入している跡](https://yanerance.oaksjp.com/wp-content/uploads/2022/03/6_S__745519-1024x767.jpg)
↑ 雨漏り箇所付近の瓦をめくってみると、釘穴から雨水が浸入している跡がありました。
![既設瓦を撤去し終えたところ](https://yanerance.oaksjp.com/wp-content/uploads/2022/03/7_S__811835.jpg)
↑ 既設瓦を撤去し終えたところです。
![合板を増し貼り](https://yanerance.oaksjp.com/wp-content/uploads/2022/03/8_9254.jpg)
↑ 合板を増し貼りしています。
![下葺き材のルーフィングを貼る](https://yanerance.oaksjp.com/wp-content/uploads/2022/03/9_S__811853.jpg)
↑ 合板を貼り終えたら、今度は下葺き材のルーフィングを貼っていきます。
↑ この現場では、アスファルトルーフィング(緑色)と改質アスファルトルーフィング(紫色)の二重貼りです。
![谷部分は、谷板金を取り付け](https://yanerance.oaksjp.com/wp-content/uploads/2022/03/12_S__811830.jpg)
↑ 谷部分は、谷板金を取り付けます。
重なり部分は、コーキングで止水します。
↑ 本体を施工しているところです。
施工途中をご覧いただくと、本体の薄さが良く分かるかと思います。
コロニアルの厚みは5.2mmです。
↑隅棟の様子です。
まず下地の木材を留め付け、その上に棟包という板金役物を取り付けていきます。
同じ様に、重なり部分にはコーキング処理を行います。
![施工完了](https://yanerance.oaksjp.com/wp-content/uploads/2022/03/17_S__811805-1.jpg)
![施工完了](https://yanerance.oaksjp.com/wp-content/uploads/2022/03/18_S__811808-1.jpg)
↑ 施工完了です。
いかがでしたでしょうか。
今回は、和型スレートから薄型化粧スレート「コロニアル」に葺き替えさせていただきました。
瓦の厚みや納まりが違うので、だいぶ印象が変わったのではないでしょうか。
屋根を軽量にしたい、すっきりしたデザインにしたいという方にはおすすめの屋根材です。
また、今回はパールグレイ色をご採用いただきましたが、豊富なカラーバリエーションがあるのも、コロニアルの特徴です。
雨漏りでお困りの方や、リフォームで葺き替えをご検討されている方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
現場の状況やご要望に応じて、最適なご提案をさせていただきます。
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