屋根のカバー工法(重ね葺き工事)をさせていただく現場の話です。
今回の現場では、薄型化粧スレートの上に、フックシングル(ガルバリウム鋼板製の屋根材)を施工させていただきます。
カバー工法には、
- 工事費用が抑えられる
既設屋根材を残したまま屋根の施工ができ、撤去処分費用を抑えられます。
- 短い期間で施工できる
カバー工法は、葺き替えに比べて短い期間で施工できます。
- 断熱効果が向上する
カバー工法を行うと、屋根の厚みが増すので、熱の影響を受けにくくなります。
また、断熱材付きの屋根材を使用することで、断熱効果が更に期待できます。
等のメリットがあり、今採用が増えている工法です。
そうは言っても、既設屋根材の上に、新たに屋根材を重ねるので、
既設屋根材の下にある屋根下地はそのままになってしまいます。
中には「そのままで大丈夫?傷んでないかしら?」と思われる方もおられるのではないでしょうか。
そこで、弊社では、カバー工法の際には、事前に釘の引抜試験を行います。
以前のブログでも、引抜試験について書かせていただきました。
この前は6階建のマンションでしたが、今回の様に、木造の一般住宅でも試験を行っております。
↑ これはこの前の写真です。
今回は1人で試験をしたので、試験風景は撮れませんでした…
測定機を釘頭にセットし、力を入れて手前に引っ張ります。
釘が下地にしっかりと効いている場合は、引っ張っても釘は抜けません。
↑ 測定後、目盛から保釘力を読み取り、記録します。
↑ 今回の現場は急勾配の為、伸縮式のホワイトボードを使用しました。
↑ 測定箇所分、これを繰り返し、引抜試験は完了です。
お客様に安心していただける様、釘の引抜試験を行い、屋根下地の保釘力を確認させていただいております。
屋根のカバー工法を検討されている方は、お気軽にお問合せ下さい。
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